ほぼ日刊イトイ新聞

ほぼ日刊イトイ新聞

ほぼ日刊イトイ新聞は「糸井重里が主宰する、インターネットで毎日お送りする、ちょっとほかにはない、たのしい新聞」というキャッチコピーで、1998年6月6日から一日も休まず更新を続けているサイトです。
毎日たくさんの読み物が掲載されていますが、そこで完結せず、いろいろな事業に発展していくところがこのサイトのすごさだと思います。

一番有名なのはおそらく、サイトのタイトルを冠した「ほぼ日手帳」でしょう。2001年に生まれ、今では48万人もの利用者がいる大ヒット商品です。私自身もほぼ日手帳からこのサイトを知りました。商品の販売だけでなく、手帳の使い方やカスタマイズの仕方、利用者の工夫や要望も掲載されていて、それを受けて商品自体も改良を続けています。カバーも毎回バラエティに富んだ新作を発表します。少しずつ更新されるそれらの記事を読みながら、次の発売をわくわくして待つのが毎年の楽しみです。

このサイトには他にも読み応えのある記事がたくさんです。インタビューを連載したり、不定期にエッセイを載せたり、ツイッターで読者を巻き込んだイベントを企画したり。おやつ作りやゲームの様子をずっと動画で中継したりもします。

リアルタイム読者参加型はwebならではの企画で面白いです。料理研究家のなかしましほさんがツイートしたレシピに沿って読者が作ってみたおやつの写真を、ツイッターから直接投稿する「みんなでおやつツイート!!」。以前同じ特集が組まれた時は、毎週自分でもお菓子作りに挑戦し、以来お菓子を作るのが好きになりました。
編み物作家の三國万里子さんが詳しく編み方を説明する「目薬ポーチで編み物入門」。これは昔やっていた編み物熱を再燃させ、この特集のあとにはセーターまで編んでしまいました。

どれも読むと「私にもできるかも」と思えて、やってみて「できた!」と達成感を味わって、それを発信したくなります。発信しなくても、同じ事をしている全国の人の様子も分かり、ただサイト記事を読むだけとは違う楽しみがあります。

読み物記事で心に残っているのは「クロネコヤマトのDNA」。震災後いち早く救援物資配送に動いた社員達について、糸井さんが社長にインタビューしたものです。これは後に、他の記事と合わせ「できることをしよう。ぼくらが震災後に考えたこと」として出版されました。

他にも有名人へのインタビューや物づくり現場への取材など、読み応えのある記事がたくさんで、これまでの記事も殆ど全て読めるので、あちこちクリックして気がつくとずっと読み耽っている、そんなサイトです。